だんだんと木や草の緑が濃くなってきましたね。
この時期に咲く花には暑さに負けない、たくましさを感じます。
オガタマノキの花。この花の香りを聞くと”スコッチウイスキー下さい!”と言いたくなる。
熟れたバナナやメロン、少しセメダインの香り
ブログの更新が少ない中、見ていますよと声をかけて下さったり本当にありがとうございます。うれしいです^^
そんなお声の中に、青森でのレポートを楽しみにして下さっていたというお声も・・・(汗)。
学んだことが沢山ありすぎて、振り返って身体に沁みこませているうちに2週間も経ってしまいました。
今回の滞在でも沢山のことを学ばせてもらいました。(お世話になった皆様ありがとうございます!)
農業に携わるの人の植物との関わりと目線を体感してきました。
いや~。青森は同じ日本なんですが、違う国にいるようでした。
その土地に根付く価値観、集合意識
循環の輪のダイレクト感
土地との結びつき
欲の持ち方と発し方
・・・
良いとか悪いとかではなく、『違いを知る』という、ちょっと離れた視点を持っている自分がいました。
自然に囲まれてふわふわしていたというのは全くなかったですね。
色々吸収したことの中から、今日は一つお話ししますね。
リンゴの花の香りって意外に熱帯の雰囲気を持っていました!
花粉のみの香りも経験。花粉の香りって脳の奥に届く感じなんです。
『完璧にし過ぎない』
剪定の話を聞いて思ったことです。
剪定は数年先の木の状態を想像して、不必要な枝を切り落としていく作業です。(これがと~っても難しい作業なんですよ。)
で、面白いのは不必要な枝を全て切り落とさずちょこっと残しておくそうです。
(これは剪定をする人、農園の経営者の考えでどういう剪定をするのかというのが変わってくるそうです。数が少なくても質のいい果実を育てるのか、質はある程度で収穫量を求めるのか・・・などなど)
”どうして全てを切り落とさないのか”という肝心なところをスッカリ忘れてしまったのですが(汗)、
確かその枝が想像通りに育つのか、天候などの自然条件でも変わってくるからという事だったと思います。
聞いて思ったのは完璧にし過ぎないということがポイントだと思いました。
変化するという事は自然の理なので、変化に対応するには完璧にし過ぎないということが大切なのかもしれません。
振り返ってみると、お手伝いしていた摘花にもこの法則(笑)が当てはまっていました。
摘花(青森では”花すぐり”と言うんですよ)とは、りんごの花は1つの花芽から複数の花が咲くんですね。その花のうち、真ん中の花だけを残してあとは全部花を取ってしまう作業です。これは良いリンゴをならすだけでなく、リンゴの木にも良いことなんですって。来年のりんごの果実数にも影響するそうな。
しっかり摘花するリスクとデメリットがあります。この話も長くなるのでまたの機会に・・・(笑)
摘花をお手伝いしていた最初の頃は、それはもう教えてもらった通りきっちりやっていて、摘花できていない花を見つけて完璧に仕上げていたのですが(笑)、帰るころには適度に摘花(摘果)するようになっていました。
みなさんはそこのところを知っていたので、適度に摘花されていたんだなと納得。
適当の塩梅、これは調香、生き方にもつながりますね。
適当って大事です^^
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